欧州研究図書館協会(LIBER)、研究データリポジトリの“FAIRness”の実態に関するアンケート調査の報告書を公表

2019年6月24日、欧州研究図書館協会(LIBER)は、研究データリポジトリの“FAIRness”の実態に関するアンケート調査の報告書を公表しました。

アンケート内容は、リポジトリや搭載されているデータの“FAIRness”、FAIR原則の定義や実装に関する誤解、実装の複雑さとリポジトリ関係者にとってのFAIR原則の重要性に関するものです。2018年12月から2019年2月にかけて配布され、計32のリポジトリが調査に参加しました。

報告書はリポジトリZenodoで公開されており、アンケート結果の分析を踏まえて、FAIR原則を実装するためのベストプラクティスや、FAIR原則の定義や実装に関する誤解の例が紹介されています。

FAIRness of Repositories & Their Data: Research Data Management Working Group Report(LIBER, 2019/6/24)
https://libereurope.eu/blog/2019/06/24/fairness-repositories-report/

FAIRness of Repositories & Their Data: A Report from LIBER’s Research Data Management Working Group(Zenodo)
https://zenodo.org/record/3251593#.XQzKFusza70

参考:
欧州研究図書館協会(LIBER)、研究データリポジトリの“FAIRness”の実態に関するアンケート調査を実施中
Posted 2018年11月28日
http://current.ndl.go.jp/node/37114

E2052 – FAIR原則と生命科学分野における取組状況
カレントアウェアネス-E No.353 2018.08.30
http://current.ndl.go.jp/e2052