米・テンプル大学、2019年秋に大学図書館が運営する文化分析論に関する学位認定プログラムを開講

2019年6月3日、米・フィラデルフィア州のテンプル大学は、2019年秋に、大学図書館が運営する文化分析論に関する学位認定プログラムを開講予定であることを発表しました。このようなプログラムが高等教育機関で提供されるのは同州で初めてのことになります。

学内の複数のカレッジやスクールが関わる学際的な大学院生向けプログラムとして提供され、応募はテンプル大学の在学生だけではなく学外の希望者へも開かれています。このプログラムでは、図書館所属のデジタル担当部門であるDigital Scholarship Centerの多数の機材等を利用することが可能で、プログラミングやデータの可視化、統計、ソーシャルメディア研究、テキスト処理・分析などのコンピューターを用いた文化的資料の分析手法に関する専門的なトレーニングにより、デジタル化された資料を最大限に活用できる能力を身につけるコースを提供する、としています。

なお、この学位認定プログラムは大学図書館が運営を担当しますが、学位はメディア・コミュニケーション学部(Klein College of Media and Communication)から発行されます。

Temple Libraries launches interdisciplinary cultural analytics certificate(Temple University,2019/6/3)
https://news.temple.edu/news/2019-06-03/temple-libraries-launches-interdisciplinary-cultural-analytics-certificate

Graduate Certificate: Cultural Analytics(Temple University Libraries)
https://library.temple.edu/cac

参考:
共同学位プログラム“Scholar-Librarians”
Posted 2006年5月11日
http://current.ndl.go.jp/node/3913