米国の大学・研究図書館協会(ACRL)、学術図書館員による研究成果のOAに関する指針の改訂案及び特別コレクション図書館等の蔵書の算出・計量の標準化のためのガイドラインを承認

2019年5月9日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)は、同理事会が、学術図書館員による研究成果のオープンアクセス(OA)に関する指針(ACRL Policy Statement on Open Access to Scholarship by Academic Librarians)の改訂案を承認したと発表しています。

また、ACRLの貴重書・手稿部会(RBMS)と米国アーキビスト協会(SAA)の共同タスクフォースにより策定された、文書館や特別コレクション図書館の蔵書の算出・計量の標準化のためのガイドライン(Guidelines for Standardized Holdings Counts and Measures for Archival Repositories and Special Collections Libraries)もあわせて承認されました。同ガイドラインは、文書館や特別コレクション図書館が、蔵書に関する情報を定量化し伝えることを支援するために作成されました。SAAの評議会による同ガイドラインの承認は保留中となっています。

Revised ACRL OA Policy Statement, New Guidelines for Standardized Holding Counts Approved(ACRL,2019/5/9)
https://www.acrl.ala.org/acrlinsider/archives/17700

ACRL Policy Statement on Open Access to Scholarship by Academic Librarians(ACRL)
http://www.ala.org/acrl/standards/openaccess

Guidelines for Standardized Holdings Counts and Measures for Archival Repositories and Special Collections Libraries [PDF:22ページ]
http://www.ala.org/acrl/sites/ala.org.acrl/files/content/standards/holdings_counts_2019.pdf

参考:
米国の大学・研究図書館協会(ACRL)、学術図書館員による研究成果のオープンアクセスに関する方針の改訂案を公表
Posted 2018年5月24日
http://current.ndl.go.jp/node/36046

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)、学術図書館員による学術成果物へのオープンアクセスに関する方針について声明を発表
Posted 2016年7月12日
http://current.ndl.go.jp/node/32056

米国大学・研究図書館協会(ACRL)、一次資料(Primary Source)利用のためのガイドラインを承認
Posted 2018年3月16日
http://current.ndl.go.jp/node/35657

E2023 – 特殊コレクション・アーカイブ資料のサービス評価統計の地平
カレントアウェアネス-E
No.346 2018.05.17
http://current.ndl.go.jp/e2023