国際図書館連盟(IFLA)、政府間機関(Intergovernmental Organisations:IGOs)による出版物のオープンアクセス(OA)化に関する声明を発表

2019年4月4日、国際図書館連盟(IFLA)の著作権等法的問題委員会(CLM)は、政府間機関(Intergovernmental Organisations:IGOs)による出版物のオープンアクセス(OA)化に関する声明を発表しました。

IGOsが、自身や加盟国の意思決定を支援するために公費を用いて作成した研究報告書・研究データ等をOAにすることで、研究のためだけでなく、政策決定上の公的な議論に資することを意図しています。

声明では、OA実現のため、IGOs加盟国に対して、OAの効果的な普及の重要性を認識するとともに、効果的な支援を求めています。また、図書館員によるIGOsの成果物提供業務を容易にするため、IGOs自身で成果物に対して簡易で一貫したライセンスを付与する必要性も示しています。

IFLA Releases Statement on Open Access in Intergovernmental Organisations(IFLA,2019/4/4)
https://www.ifla.org/node/92088

IFLA Statement on Open Access in Intergovernmental Organisations (2019)(IFLA)
https://www.ifla.org/publications/node/92087