韓国、学位論文提供サービスで著作権論争発生

韓国では、学位論文原文共同利用協議会とソウル大学が、全国158の大学と協定を結び、学位論文全文を提供するサービスを行っていました。ところが、著作権管理団体の韓国複写伝送権管理センターから、「学位論文提供サービスには補償金を算定する仕組みがないため、著作権者への補償がなされていない」とクレームがあり、論争になりました。この結果、2006年3月までは32万5千件の論文が公開されていましたが、現在は8万6千件に減ってしまい、大学図書館でしか提供できないといった制約も課せられてしまっています。

大学論文も「著作権紛争」 教授・学生は不便 サービス提供・委託業者間で補償金算定の争い – 世界日報
http://www.segye.com/Service5/ShellView.asp?TreeID=1052&DataID=200604031542000152

参考:
カレントアウェアネス-R 「韓国の図書館補償金制度の実態