千葉大学アカデミック・リンク・センター、千葉大学学術リソースコレクション(c-arc)を公開

2018年9月10日、千葉大学は、千葉大学学術リソースコレクション(Chiba University Academic Resource Collections:c-arc(シーアーク))を公開したと発表しました。

デジタルコンテンツを活用した研究・教育・学習を実現するための新しい教育研究基盤である「デジタル・スカラシップ」構築の一環として、同大学アカデミック・リンク・センターが制作しました。2018年9月6日から公開を開始しており、収録資料には、江戸時代から伝わる医学書や園芸書のような歴史的リソースに加え、カビの顕微鏡写真のような自然科学分野の資料も含まれます。

公開にあたりIIIF(トリプルアイエフ)を採用したほか、Rights Statementsの定める 「No Copyright – Contractual Restrictions」と表示されているコンテンツ(著作権保護期間が満了しているコンテンツなどに表示)は、千葉大学附属図書館が提供するデジタルコンテンツであることの明示や、改変して利用した場合の明示といった要件を満たす場合、特別な手続きなく利用できます。

『デジタル・スカラシップ』実現に向けて 千葉大学学術リソースコレクション(c-arc)を公開(千葉大学, 2018/9/10)[PDF:2ページ]
http://www.chiba-u.ac.jp/general/publicity/press/files/2018/20180910c-arc.pdf

千葉大学学術リソースコレクション
https://iiif.ll.chiba-u.jp/main/

参考:
E1989 – IIIF Japanシンポジウム<報告>
カレントアウェアネス-E No.340 2018.01.25
http://current.ndl.go.jp/e1989

E1658 – 千葉大学アカデミック・リンク・シンポジウム<報告>
カレントアウェアネス-E No.277 2015.03.05
http://current.ndl.go.jp/e1658

国立国会図書館デジタルコレクション、IIIFに対応
Posted 2018年5月15日
http://current.ndl.go.jp/node/35999

米国デジタル公共図書館(DPLA)とEuropeanaが、オンライン文化資源の権利表示を提供するRightsStatements.orgを創設
Posted 2016年4月15日
http://current.ndl.go.jp/node/31348

図書館でデジタルスカラーシップを教える(記事紹介)
Posted 2013年1月28日
http://current.ndl.go.jp/node/22800

千葉大学アカデミック・リンク・センターが3月16日に始動
Posted 2012年3月9日
http://current.ndl.go.jp/node/20351