2018年6月5日、カリフォルニア電子図書館（CDL）、DataCite、DataONEからなる研究データの評価指標に関するMake Data Count（MDC）プロジェクトが、研究データの利用評価指標（data usage metrics）及び引用数指標(citation metrics)をデータリポジトリであるdash（CDL）及びDataONEに実装したと発表しています。
2月に公開した「研究データの評価指標に関する実務指針」に即して実装されたもので、閲覧・ダウンロード数に関して、内部ログは実務指針に照らして処理し、標準形式の利用ログはDateCiteのハブに送られ、両者は最終的には集約されます。引用数についてはCrossrefのEvent Dataから取得されます。
今後は、データのアクセス元の詳細、アクセスされたデータのデータ量、引用の詳細、ソーシャルメディアでの引用といったものへの対応が行われる予定です。
It’s Time to Make Your Data Count!(MDC，2018/6/5)
https://makedatacount.org/2018/06/05/its-time-to-make-your-data-count/
It’s Time to Make Your Data Count!（Data Cite Blog，2018/6/5）
https://blog.datacite.org/time-to-make-your-data-count/
Data-Level Metrics Now Available through Make Data Count（DataONE，2018/6/5）
https://www.dataone.org/news/data-level-metrics-now-available-through-make-data-count
dash
https://dash.ucop.edu/stash/
DataONE
https://search.dataone.org/#data/page/0
参考：
Make Data Count（MDC）プロジェクト、研究データの評価指標に関する実務指針第1版のプレプリント版を公開
Posted 2018年2月14日
http://current.ndl.go.jp/node/35487
PLOS、カリフォルニア電子図書館（CDL）、DataONEが共同でデータの評価指標の開発プロジェクトを開始
Posted 2014年10月8日
http://current.ndl.go.jp/node/27188
地球科学分野のグローバルな研究データポータル“DataONE”が始動
Posted 2012年7月25日
http://current.ndl.go.jp/node/21462
