米・フィラデルフィア公共図書館、リテラシー向上・労働力開発・中小企業振興等に与えた図書館の影響を調査した報告書を公開

米・ペンシルバニア州のフィラデルフィア公共図書館 (Free Library of Philadelphia)が、調査報告書“Impact Evaluation Report”を公開しました。

同調査は、米・ペンシルバニア大学の公共政策研究所(Fels Institute of Government)の事業評価等に関する取組“ImpactED”と連携して2017年秋に実施したもので、地域との関係性、リテラシー能力の向上、労働力開発、中小企業の振興の4つの重要分野への図書館の影響を評価しています。

図書館利用者は全住民を代表しており図書館や図書館職員に対して圧倒的に好意的であること、図書館のリテラシーに関するプログラムに参加する保護者は少ないものの参加した保護者は子どもへの好影響を回答していることのほか、求職や能力開発のための図書館の利用状況、起業や業務改善のための同館のビジネス支援サービスの利用状況についての調査結果などが示されています。

The Library’s Impact: A New Report(Free Library of Philadelphia,2018/4/12)
https://libwww.freelibrary.org/blog/post/3301

Impact Evaluation Report [PDF:38ページ]
https://libwww.freelibrary.org/assets/pdf/about/impact-evaluation-report.pdf