2018年3月12日、東京都千代田区の国立情報学研究所（NII）において、第6回CODHセミナー「歴史ビッグデータ～過去の記録の統合解析に向けた古文書データ化の挑戦～」が開催されます。
古文書に記載されている多種多様なデータを多角的な視点で統合解析することで、自然と人間の連関についての時系列的な分析が進み、新たな知見の創出が期待される一方、古文書からの情報は現代の「ビッグデータ」と違った特性を持つため、それを統合解析に向けてどのように構造化するかが大きな課題となっていることから、様々な分野の研究者が、これまで進められてきた古文書を利用した研究について報告をした後、今後、「歴史ビッグデータ」をどう活用していくかについて意見交換するものです。
参加費は無料ですが、参加には事前登録が必要で、定員は約80人です。
内容は以下の通りです。
・歴史ビッグデータと歴史的状況記録 北本朝展氏（CODH/NII）
・みんなで翻刻と古地震研究 加納靖之氏（京都大学防災研究所）
・古文書調査と自然現象 吉川聡氏（奈良文化財研究所）
・古文書の気象・災害記録をどう活かすか―仙台・宮城での史料保全をふまえて 佐藤大介氏（東北大学災害科学国際研究所）
・株井戸－気候復元を活用した地下水管理制度の研究― 遠藤崇浩氏（大阪府立大学）
・近世日本の中央市場と気候変動 柴本昌彦氏（神戸大学経済経営研究所）
・古気候復元のための日記天気記録の定量化に向けて 庄建治朗氏（名古屋工業大学）
・ミレニアム大気再解析への挑戦～古日記に記載された天気情報のデータ同化～ 芳村圭氏（東京大学生産技術研究所）
・ディスカッション 講演者全員
第6回CODHセミナー歴史ビッグデータ～過去の記録の統合解析に向けた古文書データ化の挑戦～（人文学オープンデータ共同利用センター（CODH））
http://codh.rois.ac.jp/seminar/historical-big-data-20180312/
