韓国国立中央図書館(NLK)、ウェブアーカイブの収集データを活用した「ウェブトレンドサービス」の提供開始

2017年12月21日、韓国国立中央図書館(NLK)が、同館のウェブアーカイブ“OASIS”での収集データを活用した「ウェブトレンドサービス」の提供開始を発表しています。

収集したウェブ情報37万件に含まれる「単語」の2012年以降の出現率の変化から時代のトレンドを探ることができるサービスです。

キーワードによる検索のほか、5つのキーワード検索の結果のグラフを同時に比較できる機能もあります。また、公共データや利用者が持つデータも含めて分析するためのデータのアップロード機能も備えています。

検索例として、2013年4月時点では「ブログ」の出現率が2位以下を大きく引き離して1位だったものの、2017年時点では「Facebook」と「ブログ」が同程度になったことなどが紹介されています。

“웹사이트로 한 시대의 키워드를 본다”(NLK,2017/12/21)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/article_view.jsp?board_no=9401&notice_type_code=3&cate_no=0

웹트렌드(OASIS)
http://www.oasis.go.kr/search/webTrendView.do

参考:
韓国国立中央図書館のウェブアーカイブ“OASIS”の2017年の計画
Posted 2017年1月6日
http://current.ndl.go.jp/node/33210

英国では犬より猫の方がポピュラー:UK Web Archiveの分析から
Posted 2015年10月30日
http://current.ndl.go.jp/node/29817

E1840 – WARPのデータを使って自治体サイトを可視化しよう<報告>
カレントアウェアネス-E No.311 2016.09.15
http://current.ndl.go.jp/e1840

CA1893 – ウェブアーカイブの利活用に向けた動き―世界の潮流とWARPの取組― / 前田直俊
カレントアウェアネス No.331 2017年3月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1893