米国博物館・図書館サービス機構、公共図書館の統計・概況調査の2014年度版のレポート及び2015年度版のデータを公開

2017年9月14日、米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、全米の9,000の公共図書システム(Public Library System)を対象とした統計“Public Libraries Survey”(PLS)の2014会計年度版のレポート及び2015会計年度版のデータを公開しました。

2014年度版のレポートでは、2013年から2014年にかけて財政健全化と職員数の指標が若干改善したものの2009年のレベル以下であること、人口1,000人当たりの電子書籍の数が2005年と比べて2,140%増加したこと、伝統的な図書館サービスの利用が減少する一方でプログラムへの参加数が増加傾向であり実施プログラム数も増加していること、等が指摘されています。

IMLS Releases Annual Data and Survey Results of American Public Libraries(IMLS,2017/9/14)
https://www.imls.gov/news-events/news-releases/imls-releases-annual-data-and-survey-results-american-public-libraries

Public Libraries Survey (PLS) Data and Reports(IMLS)
https://www.imls.gov/research-evaluation/data-collection/public-libraries-survey/explore-pls-data/pls-data

参考:
米国の公共図書館の統計・概況調査の2013年度版のレポートが公開
Posted 2016年3月16日
http://current.ndl.go.jp/node/31028

米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)、公共図書館の統計・概況調査の2014年度版のデータとデータの視覚化ツールを公開
Posted 2016年8月9日
http://current.ndl.go.jp/node/32280