2017年8月9日、米国図書館協会（ALA）が、米国著作権局（CO）の米国議会図書館（LC）からの移管に関する議論の歴史や近年の動きをまとめた報告書“Lessons From History: The Copyright Office Belongs in the Library of Congress”を公開しました。
ALAで、Google社によるフェローシッププログラムであるGoogle Policy Fellowとして働くAlisa Holahan氏が執筆したもので、COの移管に関する議論について、歴史記録で確認する事を目的に行った調査の成果です。
報告書は“Consolidation of Copyright at the Library of Congress”（著作権業務のLCへの統合）、“Past Rejected Proposals to Move the Copyright Office”（過去に否決されたCOを移管する法案）、“Renewed Efforts to Move the Copyright Office”（CO移管に関する最近の試み）という構成になっており、これまでの法律や法案等から、1870年から現在までの著作権に関する業務の所管に関する歴史や動向をまとめています。
The Copyright Office belongs in the Library of Congress（ALA Washington Office，2017/8/9）
http://www.districtdispatch.org/2017/08/copyright-office-belongs-library-congress/
Lessons From History: The Copyright Office Belongs in the Library of Congress（ALA）
http://www.districtdispatch.org/wp-content/uploads/2017/08/Lessons-From-History.pdf
参考：
米国著作権局の所管を米国議会図書館から議会に変更する法案が下院に提出される
Posted 2017年2月17日
http://current.ndl.go.jp/node/33491
