Ithaka S+R、人文学のためのリエゾンプログラムを再考するイシューブリーフ“Rethinking Liaison Programs for the Humanities”を公開

2017年7月26日、米・Ithaka S+Rは、人文学のためのリエゾンプログラムを再考するイシューブリーフ“Rethinking Liaison Programs for the Humanities”を公開しました。

研究図書館の主題専門知識は今日不安をもたれており、これを再編するには研究者の実践やニーズについてのエビデンスが必要だとして、人文学に焦点を当て、人文学者が信頼する人やツール、分野間の違いなどについて解説しています。人文学者は図書館や図書館員を、研究のパートナーというよりはむしろ教育・学習への支援の点で評価していることなどが言及されています。

Rethinking Liaison Programs for the Humanities(Ithaka S+R, 2017/7/26)
https://doi.org/10.18665/sr.304124
http://www.sr.ithaka.org/wp-content/uploads/2017/07/SR_Issue_Brief_Reorganizing_Subejct_Expertise_07262017.pdf

参考:
北米研究図書館協会(ARL)、リエゾン業務の役割についての議論を促進させる「ライブラリーリエゾン」に関する報告書を公開
Posted 2015年12月22日
http://current.ndl.go.jp/node/30288

北米研究図書館協会(ARL)が報告書シリーズ“SPEC Kit”第349号を刊行 -「ライブラリーリエゾンの進化」がテーマ
Posted 2015年11月4日
http://current.ndl.go.jp/node/29865

北米研究図書館協会、図書館におけるリエゾンの変化に関するレポートを公開
Posted 2013年9月9日
http://current.ndl.go.jp/node/24330

CA1751 – 動向レビュー:「エンベディッド・ライブラリアン」:図書館サービスモデルの米国における動向 / 鎌田 均
カレントアウェアネス No.309 2011年9月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1751