ゲッティ美術館及びイェール英国芸術センター、IIIFに準拠した画像の公開を発表

2017年6月1日、米国のゲティ美術館(The J. Paul Getty Museum)とイェール英国芸術センター(Yale Center for British Art)が、IIIFに準拠した画像を公開したと発表しています。

ゲティ財団では、ゲッティ美術館が所蔵する作品のうち、パブリックドメインもしくは同財団が権利を保有する資源を無料で提供するプログラム“Open Content Program”収載の3万点の画像をIIIFに準拠(Image API、Presentation APIの実装)して公開したと発表しています。

今後“Open Content Program”に追加される画像は、IIIF準拠で公開されるほか、Getty Research Instituteの所蔵作品についても、2017年末までには公開予定と説明されています。

また、イェール英国芸術センターも、パブリック・ドメインの芸術作品約7万点の画像をIIIFに準拠して公開したと発表しています。

両機関とも、メインのデジタル画像の下に表示されているIIIFのログをクリックすることで、IIIF対応のビューワ“Mirador”から利用することができます。

30,000 Getty Museum Images Published Online as IIIF(the iris,2017/6/1)
http://blogs.getty.edu/iris/30000-getty-museum-images-published-iiif/

Yale Center for British Art Adds Online Collection Images into
Groundbreaking International Cooperative System for Researc(Yale Center for British Art,2017/6/1)
http://britishart.yale.edu/sites/default/files/files/General%20Press%20Releases/IIIF_FINAL.pdf

Explore the Collection(The J. Paul Getty Museum)
http://www.getty.edu/art/collection/

Search All Collections(Yale Center for British Art)
http://britishart.yale.edu/collections/search

参考:
E1476 – ゲティ美術館のオープンコンテンツプログラム
カレントアウェアネス-E No.244 2013.09.12
http://current.ndl.go.jp/e1476