Zenodo、搭載データのDOIによるバージョン管理を開始
2017年5月30日、欧州原子核研究機構(CERN)とOpenAIREが開発した、研究成果共有のためのリポジトリ“Zenodo”が、搭載データのDOIによるバージョン管理の開始を発表しています。
Zenodoに最初にデータを登録した際に、特定のバージョンのDOI(Version DOI)とそのデータの全てのバージョンを示すDOI(Concept DOI)の2つが付与され、その後、新しいバージョンのデータを登録するごとにDOIが付与されます。
これにより、公開した後のデータの編集・更新が可能となるほか、“Version DOI”及び“Concept DOI”を用いた引用が可能となります。
2017年5月30日以前に登録したデータを、バージョン管理に対応させるためには、データの更新が必要ですが、複数の版を個別のレコードとして登録している場合は、Zenodoへのメールでの連絡が必要です。
Zenodo now supports DOI versioning!(Zenodo Blog,2017/5/30)
http://blog.zenodo.org/2017/05/30/doi-versioning-launched/
DOI versioning(Zenodo)
http://help.zenodo.org/#versioning
Zenodo now supports DOI versioning!(OpenAIRE Blog,2017/5/30)
https://blogs.openaire.eu/?p=2010
参考:
欧州原子核研究機構とOpenAIREplusプロジェクト、研究成果共有のためのリポジトリ“Zenodo”を公開
Posted 2013年5月10日
http://current.ndl.go.jp/node/23480
- 参照(6313)
- 印刷用ページ
類似の記事
- LA Referencia、ラテンアメリカでのオープンサイエンス促進のため欧州原子核研究機構(CERN)と覚書を締結
- 欧州原子核研究機構とOpenAIREplusプロジェクト、研究成果共有のためのリポジトリ“Zenodo”を公開
- OpenAIRE、“FP7 Post-Grant Open Access Pilot”の結果分析を公表:分析に用いたデータセットも公開
- データリポジトリDryadとZenodoがパートナーシップ締結を発表
- OpenAIRE、文献リポジトリ管理者のためのガイドライン“OpenAIRE Guidelines for Literature Repository Managers”のv 4.0を公開開