早稲田大学図書館と慶應義塾大学メディアセンター(図書館)、図書館システムの共同運用に関する覚書を締結

2017年5月12日、早稲田大学図書館と慶應義塾大学メディアセンター(図書館)は、図書館システムの共同運用に関する覚書を締結しました。

これは、共同で利用する図書館システムを選定し、そこに両大学の図書データを格納して相互利用することにより利便性の向上を図るもので、次のようなメリットがあるとしています。

・システム共同運用による運用の安定化とコスト削減
・目録形式の標準化、目録作成のコスト削減
・早慶間での知識/経験の共有、人的交流の促進
・共同運用による利用者サービス・資料の充実

両大学によると、図書館システムの共同運用は日本初とのことで、2020年度を目途としています。

早稲田大学・慶應義塾大学 日本初・図書館システムの大学間共同運用に向けた覚書締結(早稲田大学, 2017/5/16)
https://www.waseda.jp/top/news/51024

早稲田大学図書館・慶應義塾大学メディアセンター 日本初・図書館システムの大学間共同運用に向けた覚書締結(慶應義塾, 2017/5/16)
https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/2017/5/16/28-20689/index.html

参考:
CA1896 – 動向レビュー:共同運用による図書館システム導入の新たな可能性 / 上野友稔,香川朋子,片岡 真
カレントアウェアネス No.331 2017年3月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1896

CA1819 – 北米における冊子体資料の共同管理の動向 / 村西明日香
カレントアウェアネス No.319 2014年3月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1819