韓国放送公社、韓国国立中央図書館と「放送映像資料の寄贈・保存に関する業務協約」を締結

2017年2月27日、韓国放送公社(KBS)が、韓国国立中央図書館(NLK)と「放送映像資料の寄贈・保存に関する業務協約」を締結したと発表しています。

KBSでは、協約に基づき、KBSの放送映像資料のビデオテープ約38万点及びデジタルファイルの一部をNLKに寄贈するほか、今後発生するビデオテープやデジタルファイルも定期的に寄贈します。

NLKでは、寄贈を受けた資料を適切な環境で保存するとともに、館内で閲覧サービスを実施する計画です。

KBSでは、50万時間のデジタルビデオアーカイブを構築して、デジタル放送コンテンツの保存を実施しており、今後、アーカイブを活用した各種サービスを拡大していく予定とのことです。

KBS-국립중앙도서관, ‘방송영상자료 기증과 보존에 관한 업무협약’ 체결(KBS,2017/2/27)
http://office.kbs.co.kr/mylovekbs/archives/300464

参考:
CA1864 – 米国における放送アーカイブの現状 / 渡邉太郎
カレントアウェアネス No.326 2015年12月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1864

英国映画協会、戦略計画“BFI2022”を発表:テレビ番組のデジタル化保存等
Posted 2016年11月30日
http://current.ndl.go.jp/node/33020

オーフス国立・大学図書館(デンマーク)、英・Preservica社とテレビ・ラジオ番組やデジタルコレクションの長期保存等の関する契約を締結
Posted 2016年10月4日
http://current.ndl.go.jp/node/32667

E1375 – 震災の映像記録の活用に向けて―権利の壁と世論形成<報告>
カレントアウェアネス-E No.228 2012.12.13
http://current.ndl.go.jp/e1375

E1237 – フランス国立視聴覚研究所(INA)テルッジ氏講演会<報告>
カレントアウェアネス-E No.204 2011.11.10
http://current.ndl.go.jp/e1237