英国図書館長協会会長による2016年の振り返り:他機関との連携とその意義

英国図書館長協会(SCL)の会長Neil MacInnes氏が、2016年に実施した以下の事業を取り上げ、公共図書館による他機関との連携事業とその意義について振り返っています。

・シェイクスピアバースプレイストラスト(Shakespeare Birthplace Trust) 、イングランド芸術評議会(ACE)との連携によるシェイクスピア没後400年記念イベントの開催
・英国放送協会(BBC)との連携による“LovetoRead”事業の成功
・英国読書協会(Reading Agency)との連携による「夏休み読書チャレンジ」(Summer Reading Challenge)の推進
・政府等の支援による若者のメンタルヘルスのための“Reading Well for young people”事業の開始
・Libraries Taskforceとの連携による、公共図書館のデジタル化支援事業の継続
・専門家との連携による図書館員を対象としたプログラミング等に関するワークショップの開催

2016: The Year of Partnerships and Purpose(SCL)
http://goscl.com/2016-the-year-of-partnerships-and-purpose/

参考:
英国放送協会、読書と図書館利用の促進を目的としたラジオ番組“Book of the Month”の放送開始を発表:地方局と公共図書館の連携企画
Posted 2016年8月3日
http://current.ndl.go.jp/node/32224

英国放送協会と英国図書館長協会が戦略的提携を発表
Posted 2016年6月27日
http://current.ndl.go.jp/node/31899

英国読書協会、プライマリー・ヘルス・ケアの専門家向けの読書療法に関するブックレットを公開
Posted 2016年10月19日
http://current.ndl.go.jp/node/32758

英国図書館長協会(SCL)、公共図書館のデジタル化のためのアプローチについて概説した報告書を公開
Posted 2016年1月13日
http://current.ndl.go.jp/node/30426