米国現代言語協会の印刷物の未来に関するワーキンググループが、印刷物の管理に関するホワイトペーパーの作業草案を公開

2016年12月16日、米国現代言語協会(MLA)の印刷物の未来に関するワーキンググループが、ホワイトペーパー“Concerted Thought, Collaborative Action, and the Future of the Print Record”の作業草案を公開しました。

要約によると、本ホワイトペーパーは、(1)図書館で所蔵されている多くの印刷物に含まれる文化遺産は、保存され、将来にわたって利用できるようにする必要がある(2)文化遺産を維持するための必要な解決策は単一の機関や既存の組織では難しく、高等教育のコミュニティー全体での一致団結した集団行動が必要である、という2つの関連する結論を説得的に示すために作成されたものです。

ホワイトペーパーでは、学術研究と教育に対して情報を提供する時間を超えた公共財という中核的価値から導き出された印刷物の管理のための国家的システムを構築するための課題と方向性を提案しており、その提案は、政策や運営体制への提言、戦略的な建設による既存の高密所蔵施設の合理化、一貫したシステムとして運営される新しい施設の管理を兼ね備えたものとのことです。

そして、その提案の基礎には、印刷物のデジタル化の継続により、学術の生産性と新しい発見を支援するアナログ及びデジタル資源の“commonwealth”を形成することがあるとしています。

現在、草案に対するコメントを求めており、2017年1月6日に、草案に関する議論が行われます。

Concerted Thought, Collaborative Action, and the Future of the Print Record(Future of the Print Record,2016/12/21)
https://printrecord.mla.hcommons.org/concerted-thought-collaborative-action-and-the-future-of-the-print-record/
https://printrecord.mla.hcommons.org/files/2016/12/FPRWhitePaperDec2016.pdf

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