米国デジタル公共図書館の記録史料記述に関するワーキンググループがホワイト・ペーパーを公表

2016年11月3日、米国デジタル公共図書館(DPLA)の記録史料記述に関するワーキンググループ(Archival Description Working Group)が、ホワイト・ペーパー“Aggregating and Representing Collections in the Digital Public Library of America”を公開しました。

ホワイト・ペーパーは、文化遺産のメタデータの集約という目標を掲げるDPLAの、図書以外の、記録史料や特殊コレクションといった多様な資料の伝統的な記述慣行に対応するために2015年に立ち上げたワーキンググループが、文献調査や事例調査を経て公表したもので、集合レベルの記録をDPLAに取り込むことを推奨するとともに、そのようなメタデータの作成・集約・表示方法について助言しています。

また、DPLAへのアクセスをより良くするため、コレクション情報をDPLAポータルに追加すること推奨していますが、表示させるコレクションメタデータは、広く応用が可能なように、ホームページや“finding aid”など、より詳しい内容が書かれている情報へのURLなど最小限の記述のみとすることを提言しています。

Archival Description Working Group Releases Whitepaper(DPLA,2016/11/3)
https://dp.la/info/2016/11/03/archival-description-working-group-whitepaper/

Aggregating and Representing Collections in the Digital Public Library of America
https://docs.google.com/document/d/16r_px4GajLIOZMlyXyN0pJFfWpstJIKxHF3brgM4YOo/edit