米・公共図書館協会、“Project Outcome”の年次報告書を公開

2016年10月31日米国図書館協会(ALA)の公共図書館協会(PLA)が“Project Outcome”の年次報告書を公開しました。

2015年6月に始まった“Project Outcome”は、無料のデータ測定・分析ツールを提供することを通じて自館のサービス・プログラムの成果を測定することを支援するとともに、必要な資源や研修を公共図書館に提供するイニシアチブで、米国・カナダの千を超える公共図書館から2,000人を超す人が参加しています。

報告書では、図書館利用者は、読書よりも、「学び」や新しい技術の取得、生活を変化させるために図書館のプログラムに参加しており、その利用者の約80%は、図書館のプログラムを利用することで生活面でプラスの影響があったと回答していることが紹介されています。

また、図書館利用者は、教育的な内容のプログラムに参加することを好み、それらが、頻繁に実施され、最新の内容であることを望んていることが明らかになったとされています。

PLA releases first Project Outcome Annual Report (ALA,2016/10/31)
http://www.ala.org/news/member-news/2016/10/pla-releases-first-project-outcome-annual-report

Project Outcome : Year in Review 2016 Report
https://www.projectoutcome.org/annual-report

参考:
オンラインでの公共図書館の利用者調査Project Outcome、1万1千人分の調査を達成(米国)
Posted 2016年5月2日
http://current.ndl.go.jp/node/31493