Science Europe、加盟機関のオープンアクセス方針に関する調査報告を公開

欧州の研究助成財団・研究実施機関が加盟するScience Europeが、加盟機関のオープンアクセス(OA)方針の状況を調査した結果をまとめた報告書”Open Access Publishing Policies in Science Europe Member Organisations”を2016年10月付けで公開しています。

この報告書は2012年と2014年に実施した質問紙調査の分析結果に基づくもので、さらに2016年6月までの動向の変化も付録に収録されています。調査の結果、加盟機関は義務化の程度や実施済みか計画段階かの差はあれ、OA方針を持っていました。また、ほとんどの機関はリポジトリ等によるOA(グリーンOA)とOA雑誌(ゴールドOA)の双方を取り入れた方針としていて、ゴールドOAを排除してグリーンOAを優先する方針を持つ機関はわずかに存在するものの、グリーンOAを排除しゴールドOAを優先する機関はなかった等としています。

Open Access Publishing Policies in Science Europe Member Organisations: Key Results from Science Europe and Global Research Council Surveys(Science Europe)
http://www.scienceeurope.org/wp-content/uploads/2016/10/SE_OpenAccess_SurveyReport.pdf

参考:
E1725 - 欧州におけるオープンアクセス方針の実施に向けた準備状況 カレントアウェアネス-E No.291 2015.10.29
http://current.ndl.go.jp/e1725

PASTEUR4OA、世界のOA方針の状況を可視化した図などを集めたウェブサイト”PASTEUR4OA Data Visualisations”を開設
Posted 2015年9月1日
http://current.ndl.go.jp/node/29321