米・ノースカロライナ州立大学図書館による大学キャンパス内の野生動物の活動実態調査“Wolfpack Citizen Science Challenge”:学生や教職員に参加を呼びかけ

米国のノースカロライナ州立大学図書館(NCSU Libraries)が、大学キャンパス内の野生動物の活動実態調査“Wolfpack Citizen Science Challenge”を理学部・環境資源学部・ノースカロライナ自然科学博物館・eMammalプロジェクトと連携して、2016年8月17日から10月29日まで実施しています。

プロジェクトでは、学生や教職員に参加を呼びかけており、参加者は40分程のオンライン研修を受講した後、2~4名のチームを組み、指定された場所に、環境資源学部図書館で借りたカメラトラップを3週間設置します。

参加者は、3週間後カメラを回収して写真をダウンロードし、動物を同定した後、ハッシュタグ“#WolfpackCitSci”をつけてソーシャルメディアで共有するとともに、米・中部大西洋岸域の野生動物の活動実態を記録化するプロジェクトeMammalのウェブサイトに写真をアップロードします。

アップロードされた写真や関連データは、自然保護活動家や研究者による、都市と郊外の境界エリアの野生動物の活動実態調査に役立てられます。

図書館では、プロジェクト開始に合わせて、同プロジェクト及び同大学で実施しているシチズンサイエンスプロジェクトを紹介するウェブページを作成したほか、このプロジェクトを促進するため、野生動物に関する講演会を行なっています。

参加を申込んだ先着80名はプロジェクトのTシャツがもらえるほか、参加者全員には、650ドル相当のカメラトラップがもらえるチャンスが与えられます。

Wolfpack Citizen Science Challenge(NCSU Libraries)
https://www.lib.ncsu.edu/wolfpack-citizen-science-challenge

NCSU Libraries Launch Wolfpack Citizen Science Challenge(Library Journal,2016/9/8)
http://lj.libraryjournal.com/2016/09/academic-libraries/ncsu-libraries-launch-wolfpack-citizen-science-challenge/

Citizen Science(NCSU Libraries)
http://www.lib.ncsu.edu/citizen-science

参考:
北海道大学附属図書館、学内組織(北大キャンパスビジットプロジェクト)と連携して、「ウィキペディアキャンパスin北大」を開催
Posted 2016年8月25日
http://current.ndl.go.jp/node/32392