英国文化・メディア・スポーツ省、文化施設等の利用状況に関する統計を公開 成人による公共図書館の利用は過去10年間で大きく減少

英国の文化・メディア・スポーツ省(DCMS)が同国の文化施設等の利用状況に関する統計をまとめたレポート”Taking Part 2015/26 Quarter 4”を公開しています。このレポートは2015年4月から2016年3月までの、成人(16歳以上の人々)の遺跡や博物館、公共図書館、文書館等の利用状況の概況をまとめるとともに、人種・地域等の属性別の分析、過去の統計との比較等を行ったものです。

同レポートによれば、過去10年間、芸術活動に携わる人や遺跡等を訪れる人がほぼ横ばいで、博物館等を訪れる人が増加傾向にあった一方で、公共図書館利用者は一貫して減少傾向にあるとのことです。2015/16年度の12ヵ月間に公共図書館を利用したことがある成人の割合は33.4%で、2005/06年度の48.2%から大きく減少していました。

なお、2016年4月には同様の統計について、公共図書館を中心にまとめた報告“Taking Part, focus on: libraries”も公開されています。こちらは2015年9月までの12ヵ月間の統計に基づくものですが、図書館の利用状況のみならず利用目的、満足度等について詳細にまとめられています。

”Taking Part 2015/26 Quarter 4”(DCMS)
https://www.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/539312/Taking_Part_2015-16_Quarter_4_Report_-_FINAL.pdf

Library use in England fell dramatically over last decade, figures show(The Guardian、2016/8/16付け)
https://www.theguardian.com/books/2016/aug/16/library-use-in-england-fell-dramatically-over-last-decade-figures-show

英国、公共図書館の利用者減が止まらず、10年間で全成人の48.2%→33.4%に(hon.jp DayWatch、2016/8/16付け)
https://hon.jp/news/1.0/0/9345

参考:
E1821 – 成人の図書館利用の実態(英国) カレントアウェアネス-E No.307 2016.07.14
http://current.ndl.go.jp/e1821