ハーバード大学図書館学術コミュニケーション室、孤児著作物のデジタル化する際の方策に関する報告書を公開

2016年8月12日、ハーバード大学図書館学術コミュニケーション室が、孤児著作物(orphan works)をデジタル化し、オープンアクセス(OA)にする方策に関してまとめた報告書“Digitizing Orphan Works: Legal Strategies to Reduce Risks for Open Access to Copyrighted Orphan Works”を公開しました。

孤児著作物に関する現在の実務、孤児著作物を利用する上での法的防御、紛争が発生するリスクを最小限に抑えることなどについて言及があります。

ハーバード大学図書館学術コミュニケーション室では、米国著作権法(U.S. Copyright Law)のもとで、リスクなしにあるいは低リスクで、孤児著作物(orphan works) をデジタル化し、頒布する方法を見出すべく2015~2016年の2年にわたって“Orphan Works Project”に取り組んでいます。

Digitizing Orphan Works: Legal Strategies to Reduce Risks for Open Access to Copyrighted Orphan Works
http://nrs.harvard.edu/urn-3:HUL.InstRepos:27840430
https://dash.harvard.edu/bitstream/handle/1/27840430/OrphanWorksReport.pdf?sequence=1
※2つ目のリンクはレポートのPDFファイルです。

Orphan Works to Open Access: Harvard Library publishes report on digitizing orphan collections(Harvard OSC, 2016/8/12)
https://osc.hul.harvard.edu/programs/orphan-works/report-released/

Orphan-Works Project(Harvard OSC)
https://osc.hul.harvard.edu/programs/orphan-works/

参考:
米・ミシガン大学図書館、著作権調査管理業務に役立つツールキットを刊行
Posted 2016年6月14日
http://current.ndl.go.jp/node/31798

米国の図書館やアーカイブスにおける孤児著作物のフェアユース利用のベストプラクティスをまとめたレポートが公開
Posted 2014年12月5日
http://current.ndl.go.jp/node/27582

E1699 - 米国著作権局による孤児著作物と大規模デジタル化の報告書
カレントアウェアネス-E No.286 2015.08.06
http://current.ndl.go.jp/e1699