米国の大学・研究図書館協会(ACRL)、学術図書館員による学術成果物へのオープンアクセスに関する方針について声明を発表

2016年7月11日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)は、学術図書館員の学術成果物のオープンアクセス(OA)に関する方針について、声明を発表したことが発表されています。

ACRLは、学術図書館員が学術成果を出版する際、OA雑誌で出版すること、そうでない雑誌で出版する場合でもオープンアクセス可能なリポジトリに保存することを慣行にすること、などを推奨する、としています。学術図書館員は、機関や資金提供者の方針に沿うことなどを考慮にいれつつ、リポジトリに保存した学術成果について、いつOAにするのかということについて責任を持つべきであるとしています。

また、ACRLは学術図書館員に対し、単行書、プレゼンテーション資料、灰色文献、データについてもOAにすることを奨励する、としています。

ACRL issues policy statement on open access to scholarship by academic librarians(ALA, 2016/7/11)
http://www.ala.org/news/press-releases/2016/07/acrl-issues-policy-statement-open-access-scholarship-academic-librarians

参考:
米国の大学・研究図書館協会(ACRL)がオープンアクセスに関するベルリン宣言に署名
Posted 2011年10月11日
http://current.ndl.go.jp/node/19269