北米研究図書館協会が報告書シリーズ“SPEC Kit”第350号を刊行 -「デジタル研究の支援」がテーマ

2016年5月付けで、北米研究図書館協会(ARL)が報告書シリーズ“SPEC Kit”第350号を刊行しました。今号のテーマは「デジタル研究の支援」です。

多様で共同的な研究が増えている状況下での図書館の変化や、新たに認識された図書館の役割が職員の業務に与えている影響について調査しています。

図書館が研究者に提供している支援の種類、デジタルな研究活動に関与する人物の図書館組織内での位置、責任の範囲、図書館内外のパートナーとの連携、デジタルな研究活動支援の運営方法や評価方法などが含まれています。

また、図書館が提供するデジタル研究サービス、デジタルプロジェクト、プロジェクト計画書、組織図の事例や、デジタル研究支援を提供する職員の業務内容も紹介されています。

本文は有料ですが、目次とサマリーは無料で公開されています。

Supporting Digital Scholarship, SPEC Kit 350, Published by ARL(ARL,2016/5/25)
http://www.arl.org/news/arl-news/4032-supporting-digital-scholarship-spec-kit-350-published-by-arl#.V0ZbXlKQZ1E

SPEC Kit 350: Supporting Digital Scholarship (May 2016)
http://publications.arl.org/Supporting-Digital-Scholarship-SPEC-Kit-350/

参考:
北米研究図書館協会(ARL)、協会加盟館におけるデジタル人文学研究支援実施状況をまとめた報告書を刊行
Posted 2011年12月7日
http://current.ndl.go.jp/node/19672