国立大学図書館協会、「大学図書館職員の専門性と専門研修のあり方について(報告書)」を公開

2016年4月8日、国立大学図書館協会は、「大学図書館職員の専門性と専門研修のあり方について(報告書)」(2015年12月付)を公開しました。

国公私立大学図書館協力委員会の下に2015年1月から12月まで期間限定で設置された「国公私立大学図書館協力委員会研修のあり方に関するワーキンググループ」による検討の成果が取りまとめられた報告書となります。

国立情報学研究所(NII)の図書館職員向け専門研修である「学術情報リテラシー教育担当者研修」と「学術情報ウェブサービス担当者研修(旧学術ポータル担当者研修)」が2015年度をもって終了することに伴い、(1)研修の成果について評価を行なうこと、(2)今後の大学図書館職員に求められる専門性と研修のあり方について検討すること、を目的としており、文献調査、有識者へのヒアリングなどを行っています。

報告書は、「はじめに」「大学図書館職員を対象とした研修を巡る状況」「国立情報学研究所専門研修(図書系)の評価」「これからの大学図書館職員の専門性と研修のあり方」の4つの章で構成されています。

大学図書館職員の専門性と専門研修のあり方について(報告書)
http://www.janul.jp/j/documents/coop/training_wg_report_1512.pdf

国立大学図書館協会
http://www.janul.jp/
※2016/4/8付で、「最新のニュース」欄に「「大学図書館職員の専門性と研修あり方について(報告書)」を掲載しました。」とあります。

参考:
CA1599 – 研究文献レビュー:大学図書館員の継続教育 / 鈴木正紀
カレントアウェアネス No.288 2006年6月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1599

CA1744 – 大学図書館員の継続教育における汎用的能力の重要性 / 溝上智恵子
カレントアウェアネス No.308 2011年6月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1744

図書館調査研究リポート No.5 図書館職員を対象とする研修の国内状況調査
http://current.ndl.go.jp/report/no5

※検討主体である「国公私立大学図書館協力委員会研修のあり方に関するワーキンググループ」に関する記述を追記しました(2016年4月11日)。