スローン財団、ウィルソン・センターの“Commons Lab”が取組むシチズンサイエンスの支援を目的に50万ドルを助成

2016年3月31日、スローン財団(Alfred P. Sloan Foundation)が、米国のシンクタンクのウィルソン・センターが設置している“Commons Lab”に50万ドルを助成すると発表しています。

助成は、データの標準化やメタデータ収集の支援、米国連邦政府機関によるシチズンサイエンスの推奨といった、同ラボが取り組んでいるシチズンサイエンスの継続を目的にしたもので、市民科学のツールとしてのデータベースの構築や、観測データの共有を支援するためのプラットフォームの構築により、標準化情報を収集し共有するシチズン・サイエンスのプロジェクトや、オバマ政権によって表明されたシチズンサイエンスへの支持の上に維持・構築される“Commons Lab”と米・共通役務庁の間の新しい連携を支援するものとのことです。

Alfred P. Sloan Foundation awards $500,000 grant to Commons Lab to promote citizen science(EurekAkert!,2016/3/31)
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-03/wwic-aps033116.php

参考:
科学技術・学術政策研究所の『科学技術動向』2015年5・6月号にオープンな情報流通が促進するシチズンサイエンス(市民科学)の可能性に関する記事が掲載
Posted 2015年5月25日
http://current.ndl.go.jp/node/28540