ハーバード大学図書館のデジタルリポジトリサービスのビューワ、IIIF規格とオープンソースのMiradorを用いたものに更新

2016年3月16日、ハーバード大学図書館が、同館のデジタルリポジトリサービスのビューワを更新したと発表しています。

IIIF(International Image Interoperability Framework)規格と、オープンソースのMiradorを用いたもので、直感的にズームやパンをすることができるほか、二画面表示、特大サイズ資料のスクロールを用いた表示などが可能とのことです。

ビューワは、同館のディスカバリーサービス“Hollis+”やOPACの“Hollis Classic”で発見した冊子体のために自動的に表示されるようになっており、5,000ページ以上のデジタル化資料については、新しいビューアーにメタデータを移行するまでは、旧式のPage Delivery Service (PDS)で表示されるとのことです。

Harvard Library Viewer Update(Harvard Library,2016/3/16)
http://library.harvard.edu/03112016-1018/harvard-library-page-viewer-update

International Image Interoperability Framework
http://iiif.io/

Mirador
http://projectmirador.org/

関連:
英国図書館等、標準化による学術的画像資源共有のため、コンソーシアムを結成(科学技術プラットフォーム,2015/6/22)
http://jipsti.jst.go.jp/johokanri/sti_updates/?id=8107

参考:
オックスフォード大学ボードリアン図書館、デジタルコレクションの新しいオンラインポータル“Digital.Bodleian”を公開
Posted 2015年7月10日
http://current.ndl.go.jp/node/28890

英国ウェルカム図書館のクラウド型の電子図書館プラットフォームのプロトタイプ構築計画
Posted 2015年6月19日
http://current.ndl.go.jp/node/28714

ハーバード大学図書館、ディスカバリーインターフェース“Hollis+”を公開
Posted 2014年8月15日
http://current.ndl.go.jp/node/26814