Knowledge Exchange、研究に用いられるソフトウェアの持続可能性に焦点をあてた報告書を発表

2016年3月3日、高等教育・研究向けインフラの活用と開発を目的とし、英・JiscやオランダのSURF等5機関で構成されるKnowledge Exchangeが、報告書”Research Software Sustainability”を公開しました。

現代の研究はなんらかのソフトウェアなしには行えなくなっており、研究の成果は用いられたソフトウェアと密接に結びついています。このことは、研究の信頼性や再現性にソフトウェアの持続可能性というリスクを抱えることにもつながっています。

今回公開されたレポートでは2015年10月1日・2日にかけて実施されたワークショップに基づいて、研究に用いられるソフトウェアの持続可能性について、背景や持続可能なものとするために推奨される事項、持続可能なものとすることを阻む要素等についてまとめられています。

Research Software Sustainability: Report on Knowledge Exchange workshop(Knowledge Exchange、2016/3/3付け)
http://repository.jisc.ac.uk/6332/1/Research_Software_Sustainability_Report_on_KE_Workshop_Feb_2016_FINAL.pdf

Research Software Sustainability(Knowledge Exchange)
http://www.knowledge-exchange.info/event/software-sustainability

参考:
永続的な研究インフラの運用のために Knowledge Exchangeが調査レポート第3弾を公表
Posted 2013年3月29日
http://current.ndl.go.jp/node/23219

Knowledge Exchange、オープンアクセスの主要な非商用サービスへの依存性に焦点をあてた報告書を発表
Posted 2016年1月21日
http://current.ndl.go.jp/node/30496