米国図書館協会、iPhoneのプライバシー保護機能解除命令を拒否するアップル社の判断を支持

2015年12月2日に発生したカリフォルニア州・サンバーナーディーでの銃乱射事件を受け、裁判所の判事が、iPhoneのOSに組み込まれているプライバシー保護機能を無効にする新技術を開発し、連邦捜査局(FBI)の捜査に協力するようにアップル社に命令しましたが、アップル社はその命令を拒否しました。

そのことに対し、2016年2月17日、米国図書館協会(ALA)の政府関係局(Office of Government Relations)の責任者・Adam Eisgrau氏が声明を発表しています。

声明では、我々の自由を守るための唯一の方法は、憲法を破壊する裁判所や議会からのいかなる試みに対しても戦うことだとして、アップル社の判断を支持すると述べています。

ALA: Don’t hack the Constitution, ALA stands with Apple(ALA,2016/2/17)
http://www.ala.org/news/press-releases/2016/02/ala-don-t-hack-constitution-ala-stands-apple

関連:
A Message to Our Customers(Apple Inc,2016/2/16)
http://www.apple.com/customer-letter/

Apple、FBI捜査のためのiPhoneバックドア命令を拒否──自由を脅かすもの(ITmediaニュース,2016/2/17)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1602/17/news152.html

Apple、iPhoneロック解除の裁判所命令を拒否、銃乱射事件捜査で(IT Pro,2016/2/18)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/021800495/