CLIRの助成金を受け、“Bibliotheca Philadelphiensis”が中世の手稿類をデジタル化して公開へ

フィラデルフィア地域の特別コレクションを所蔵する図書館のコンソーシアム“Philadelphia Area Consortium of Special Collections Libraries”が組織したプロジェクト“Bibliotheca Philadelphiensis”が、図書館情報資源振興財団(CLIR)からの助成金50万ドルを受けて、中世の手稿類をデジタル化するとのことです。

デジタル化される手稿には、ブリンマー大学、フィラデルフィア美術館、フィラデルフィア公共図書館のローゼンバック美術館といった機関が所蔵するコレクションの学生向けの科学・哲学・宗教に関する手稿から芸術的な作品までが含まれるとのことです。

このプロジェクトには15の機関が参加しており、ペンシルバニア大学Penn Librariesの主導のもと、フィラデルフィア公共図書館とリーハイ大学が400冊以上の手稿から16万ページのデジタル化を行ない、オンラインで公開するとのことです。

デジタル化された画像とメタデータは、Penn Librariesの手稿のポータル“OPenn”で公開される予定とのことです。高精細画像はパブリックドメインで公開され、メタデータと共にダウンロードを可能とするとのことです。

Penn Libraries’ OPenn Manuscript Portal to Host the Country’s Largest Regional Collections of Digitized Medieval Manuscripts(Pennlib NEWS,2016/1/6)
https://pennlibnews.wordpress.com/2016/01/06/penn-libraries-openn-manuscript-portal-to-host-the-countrys-largest-regional-collections-of-digitized-medieval-manuscripts/

OPenn
http://openn.library.upenn.edu/