大卒者の情報探索行動:米・ワシントン大学のiScoolの大卒者の生涯学習に関する調査から

2016年1月5日、ワシントン大学のiScoolの“ Project Info Literacy”が、近年の大卒者が生涯学習を行なうに当たって必要なものを調査した報告書“Staying Smart: How Today’s Graduates Continue Learning Once They Complete College”を公開しています。

2007年から2012年の間に米国の10の大学を卒業した1,651名に調査を行なったものとのことで、回答者の64%が25~29歳で、男女比は男性34%・女性65%とのことです。

調査では、大卒者の生活、職場、地域社会における情報探索行動についても明らかになっており、情報を得るに際して、ウェブで調べるのと同程度に友人・家族・同僚に相談していること、回答者の45%は彼らの個人の生活において情報を探すために公共図書館を利用していること、回答者の50%は卒業後、図書館の契約データベースにアクセスできないことに不満を感じていることなどが報告されています。

Latest Research(Project Info Literacy)
http://projectinfolit.org/component/k2/item/73-latest-research

Staying Smart: How Today’s Graduates Continue Learning Once They Complete College
http://projectinfolit.org/images/pdfs/2016_lifelonglearning_fullreport.pdf

infographic
http://projectinfolit.org/images/img/After_College.png

Major Findings: PIL’s Lifelong Learning Study
https://www.youtube.com/watch?v=9DhNWg9c8fU
※動画