筑波大学とインフォコム株式会社の共同による「デジタルアーカイブシステムの利便性向上のための研究開発」の開始が発表

2015年11月16日、筑波大学の図書館情報メディア系・知の共有基盤リサーチユニットとインフォコム株式会社は、一般利用者向けのデジタルアーカイブシステムの利便性向上と利活用を促進することを目的に、産学共同研究「デジタルアーカイブシステムの利便性向上のための研究開発」を行うことを発表しました。

デジタルアーカイブシステムの利便性を向上し、有用なコンテンツを後世に伝えていくために利活用を促進していくことを目的とした研究であり、国内外のデジタルアーカイブに関する動向調査を実施するとともに、RDFやLinked Open Data等の技術を取り入れた「デジタルアーカイブの利便性向上機能」「他のリソースとの組み合わせによる新しいアーカイブサービス」「メタデータ基盤」などの研究開発を行うものとのことです。

なお、本研究には、筑波大学の杉本重雄教授や永森光晴講師が参画しているようです。

また、メタデータとその提供技術についても研究するものとのことで、その検証には、インフォコムが構築に携わる「東日本大震災アーカイブ」に含まれる個別のアーカイブ情報も対象とする予定であるとのことです。

ニュース(筑波大学 ※2015/11/16付で「インフォコムと筑波大学、 デジタルアーカイブ利活用促進に関する共同研究をスタート」とあります。)
https://www.tsukuba.ac.jp/news
https://www.tsukuba.ac.jp/wp-content/uploads/151116infocom.pdf
※2つ目のリンクはプレスリリースの資料です。

インフォコムと筑波大学、デジタルアーカイブ利活用促進に関する共同研究をスタート(インフォコム)
http://www.infocom.co.jp/info/press/2015/p15111601.html

ニュース・イベント(インフォコム ※2015/11/16付で「インフォコムと筑波大学、デジタルアーカイブ利活用促進に関する共同研究をスタート」とあります。)
http://www.infocom.co.jp/info/press/index.html

参考:
【イベント】「第7回DAN(Digital Archive Network)ワークショップ」開催(11/27・岩手)
Posted 2015年11月13日
http://current.ndl.go.jp/node/29970

5つの東日本大震災デジタルアーカイブが正式公開
Posted 2013年3月12日
http://current.ndl.go.jp/node/23062

大日本印刷・雄松堂書店・丸善による人文・社会科学系学術情報ポータルサイト“J-DAC”がサービス開始
http://current.ndl.go.jp/node/20900

インフォコム、公文書管理・公開用デジタルアーカイブシステム「InfoLib-Archives」を発表
Posted 2011年5月24日
http://current.ndl.go.jp/node/18241