英ケンブリッジ大学、オックスフォード大学等、英国研究会議(RCUK)のオープンリサーチデータについての協約ドラフト版に対する見解を発表

英国研究会議(RCUK)が2015年8月17日に公開し、9月28日まで意見を受け付けるとしていたオープンリサーチデータについての協約ドラフト版に対し、英ブリストル大学、ケンブリッジ大学、マンチェスター大学、ノッティンガム大学、オックスフォード大学が共同で見解を送付したことを発表しました。2015年10月1日付けのケンブリッジ大学学術コミュニケーション局のブログで、送付した見解の全文が公開されています。

RCUKのオープンリサーチデータ協約では研究データが集められることと、英国の研究コミュニティーによって集められた研究データが可能な限り自由に利用できることを保証することを目的とするものです。ケンブリッジ大学等はこのドラフト協約版に対する見解の中で、「協約の目的が全体にはっきりしないが、協約はデータをオープンにすることよりも優れたデータ管理の実現を主目的とすべき」、「この協約を全研究分野に適用しようというのであれば、対象範囲の定義により注意を払うべき」など、21項目に及ぶ提案を行っています。

Joint response on the draft UK Concordat on Open Research Data(Unlocking Research、2015/10/1付け)
https://unlockingresearch.blog.lib.cam.ac.uk/?p=285

参考:
英国研究会議(RCUK)、オープンリサーチデータについての協約のドラフト版を公開
Posted 2015年8月20日
http://current.ndl.go.jp/node/29214