IFLA(国際図書館連盟)、文書遺産のためのリスク登録簿の受付を開始

IFLA(国際図書館連盟)が、世界中の文書遺産の保存・防護のためのリスク登録簿の受付を開始しました。

文書遺産コレクションのデータを集めることで、自然災害や人災に直面した時に適切に対応することを目的としているとのことです。

リスク管理簿によりIFLAが窓口となり、地理空間情報をユネスコやブルーシールドに提供することを可能にするとのことです。

登録は図書館や文書館などの公的な機関だけでなく、私的所有の文書遺産の登録も推奨されています。

情報が提出された後、独立委員会によってその信憑性が査定され、リスク登録簿に追加されるとのことです。

Just launched: IFLA Risk Register for documentary heritage(IFLA,2015/8/17)
http://www.ifla.org/node/9754

IFLA Risk Register
http://www.ifla.org/risk-register

Register a documentary heritage collection
http://www.ifla.org/node/9656
http://risk-register.ifla.org/node/add/heritage-collections

参考:
IFLA、トンブクトゥの手書き資料の保存を求めるアナウンスメントを公表
Posted 2012年4月16日
http://current.ndl.go.jp/node/20639

IFLA理事会、危機・紛争・災害時における図書館関連活動への取組原則を承認
Posted 2012年5月25日
http://current.ndl.go.jp/node/20948

E688 – ブルーシールド―危険に瀕する文化遺産の保護のために<文献紹介>カレントアウェアネス-E No.112 2007.08.29
http://current.ndl.go.jp/e688