常に諜報機関に監視されていることを考えさせるフォント”Seen”

インターネット上でやり取りしている自分の文章が、米国国家安全保障局(NSA)や英国政府通信本部(GHCQ)等の諜報機関に常に監視されていることをリアルタイムで考えさせられるフォント”Seen”がブログ”The Digital Reader”で紹介されています。

“Seen”はロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校の大学院生Emil Kozoleが製作したものです。エドワード・スノーデン氏が2013年にリークした、NSAが監視対象としている単語リストに基づいて、監視対象となる語を入力した場合、語が上から黒塗りでつぶされるようになっています。このフォントは”Project Seen”のWebサイトからダウンロードすることができます。

This Font Will let You Know That the NSA Thinks You’re a Terrorist(The Digital Reader、2015/7/13付け)
http://the-digital-reader.com/2015/07/13/this-font-will-let-you-know-that-the-nsa-thinks-youre-a-terrorist/

Project Seen
http://emilkozole.com/Project-Seen

参考:
NSA改革に関する法案が米国上院を通過せず 米国図書館協会(ALA)、北米研究図書館協会(ARL)が声明を発表
Posted 2014年11月20日
http://current.ndl.go.jp/node/27472

米国図書館協会(ALA)、下院でのNSA改革に関する法案の可決について声明
Posted 2014年5月23日
http://current.ndl.go.jp/node/26203

1.2.3 知的自由に関する法の動向 ~ 愛国者法、CIPA、COPA、DOPA ~(図書館研究シリーズ No.40 米国の図書館事情2007-2006年度)
http://current.ndl.go.jp/node/14428