カリフォルニア州立大学の15の文書館が10,000点の日系アメリカ人の抑留関係の文書とオーラルヒストリーをデジタル化

2015年6月23日、カリフォルニア州立大学ドミンゲルス校(CSUDH)文書館が、The National Park Serviceから2年間で321,554ドルの助成金を得て、同州立大学の15のキャンパスの文書館と協力して、第二次世界大戦中の日系人の抑留関係の10,000近い文書と100以上のオーラルヒストリーをデジタル化すると発表しています。

デジタル化した資料は同大学のウェブサイトで閲覧可能とし、教育用のガイドとして活用したり、学校や一般向けの移動展示を行ったりする予定があるようです。

同大学の多くのキャンパスはカリフォルニアの強制収容のキャンプや日系アメリカ人コミュニティーの近くにあり、20世紀の後半、同大学の文書館や図書館、オーラルヒストリーのプロジェクト、歴史学部はデジタル化されていない日本人の抑留関係の資料を集めてきたとのことです。

CSUDH Receives National Parks Service Grant to Lead Digitization of Japanese American Internment Documents(CSUDH,2015/6/23)
http://www.csudhnews.com/2015/06/japanese-american-archives/

参考:
米国議会図書館(LC)、タブレット対応の学生向けコンテンツ“Student Discovery Sets”に新規コンテンツ3点を追加
Posted 2015年6月17日
http://current.ndl.go.jp/node/28697

カリフォルニア大学バークレー校、日系アメリカ人立退・再定住研究のデジタルアーカイブを公開
Posted 2014年5月2日
http://current.ndl.go.jp/node/26059