10代の若者の医療・健康情報入手方法 インターネットで情報を得る者の過半数はGoogleを利用、半数は検索結果の1件目しか閲覧しない(米国)

市場調査会社GfKが米国の13~18歳の若者を対象に実施した医療・健康情報の入手方法に関する調査の結果がeMarketerで紹介されています。この調査は米ノースウェスタン大学に提出され、報告書としてまとめられたものです。

調査の結果、回答者の25%が医療・健康情報の多くをインターネットから入手しているとしていました。この割合は両親(55%)、学校の授業(32%)、医師・看護師(29%)よりは低いものの、図書やテレビ、ラジオ、新聞、雑誌記事等、人間以外の情報源の中では最も高くなっていました。また、インターネットで医療・健康情報を得る回答者の58%はGoogle、15%は他のサーチエンジンを利用していました。さらに回答者の44%は複数のサイトを見比べるものの、50%はまず検索結果の1件目を閲覧し、そこで満足する情報が得られればそれ以外のサイトは閲覧していないとしていたとのことです。

Teens Google Away for Health Info(eMarketer、2015/6/19付け)
http://www.emarketer.com/Article/Teens-Google-Away-Health-Info/1012627

Teens, Health, and Technology: A national Survey(Center on Media and Human Development, School of Communication, Northwestern University)
http://cmhd.northwestern.edu/wp-content/uploads/2015/05/1886_1_SOC_ConfReport_TeensHealthTech_051115.pdf

参考:
インターネットを利用する成人の80%がオンラインで健康情報を収集(米国)
Posted 2011年2月3日
http://current.ndl.go.jp/node/17559

E962 – オンライン健康情報の利用状況と情報の質向上への取組み(米国) カレントアウェアネス-E No.156 2009.08.19
http://current.ndl.go.jp/e962