米SHAREプロジェクト、論文情報通知サービス”SHARE Notify”のベータ版を公開

2015年4月14日、米国のSHARE(SHared Access Research Ecosystem)プロジェクトが論文情報の通知サービス”SHARE Notify”のベータ版を公開しました。

SHAREは北米研究図書館協会(ARL)等が、公的助成研究成果のパブリックアクセスを、機関リポジトリを通じて実現するために設立したプロジェクトです。今回ベータ版が公開されたSHARE NotifyはSHAREの対象となる論文に関するイベント、例えばプレプリント版が主題リポジトリに登録される、データセットがデータリポジトリに登録される、論文が公式に出版される等の機会ごとに、その情報を通知するサービスです。SHARE Notifyのデータベースで論文の情報を検索できるほか、ATOM形式のフィードにより通知を得ることができます。

SHARE Launches Beta of SHARE Notify for Informing Stakeholders When Research Is Released(SHARE News、2015/4/14付け)
http://www.share-research.org/2015/04/share-launches-beta-of-share-notify-for-informing-stakeholders-when-research-is-released/

SHARE Notify
http://www.share-research.org/projects/share-notify/

参考:
ARL等、公的助成研究成果のパブリックアクセス拡大に向けた計画案”SHARE”草案を公表(米国)
Posted 2013年6月11日
http://current.ndl.go.jp/node/23695

研究成果の共有や公開、保存のためのプロジェクト“SHared Access Research Ecosystem: SHARE”の概要(記事紹介)
Posted 2014年3月25日
http://current.ndl.go.jp/node/25760

米SHAREプロジェクト、論文情報共有サービスの開発者を決定
Posted 2014年6月10日
http://current.ndl.go.jp/node/26322

CHORUSが運用開始後最初の8カ月間の進捗レポートを公開
Posted 2015年4月14日
http://current.ndl.go.jp/node/28320