電子書籍の貸出で変わる公共図書館(米国)

米ミネソタ州の公共ラジオ放送Minnesota Public Radioオンライン版記事で、電子書籍貸出サービスが同州内の公共図書館にもたらす変化について報じられています。

同記事によれば、Overdrive社と3M社の電子書籍サービスを導入したミネソタ州Ramsey群図書館では電子書籍の貸出数が増加し、貸出数全体の5%に及んでおり、印刷体の貸出数が減少する傾向が現れているとのことです。借りられる図書の内容にも印刷体と電子版で異なる傾向があるようだ、という図書館員のコメントも紹介されています。

記事中ではその他にも州内の公共図書館における電子書籍貸出の状況や、図書館向けの電子書籍貸出サービスを手掛ける各社からのコメントが紹介されています。

E-book lending changing Twin Cities libraries(MPR News、2014/12/28付け)
http://www.mprnews.org/story/2014/12/26/ebook-lending-changing-twin-cities-libraries

米ミネソタ州の公共図書館の電子書籍貸し出しサービスが盛況、紙書籍の貸し出しは減る傾向に(hon.jp DayWatch、2015/1/5付け)
http://hon.jp/news/1.0/0/6136/

参考:
米国では9割以上の公共図書館が電子書籍を提供:米国の公共図書館の電子書籍の利用状況調査の2014年版が刊行
Posted 2014年10月31日
http://current.ndl.go.jp/node/27353

E1607 – IFLA,電子書籍の貸出をめぐる各国の動向を紹介 カレントアウェアネス-E No.266 2014.09.11
http://current.ndl.go.jp/e1607