米国の図書館やアーカイブスにおける孤児著作物のフェアユース利用のベストプラクティスをまとめたレポートが公開
2014年12月、アメリカン大学のThe Center for Media & Social Impact(旧名称: Center for Social Media)が、図書館やアーカイブスにおける孤児著作物のフェアユース利用のベストプラクティスをまとめたレポート“Statement of Best Practices in Fair Use of Orphan Works for Libraries & Archives”を公開しました。
このレポートは、米国の図書館やアーカイブズなどの記憶機関が、フェアユースに基づいて、著作権で保護された孤児著作物を含むコレクションのデジタル化と提供を行う際のガイダンスとなるとのことです。150名以上の図書館員、アーキビストが作成に寄与したとのことです。
Statement of Best Practices in Fair Use of Orphan Works for Libraries & Archives(The Center for Media & Social Impact)
http://www.cmsimpact.org/fair-use/best-practices/statement-best-practices-fair-use-orphan-works-libraries-archives
Statement of Best Practices in Fair Use of Orphan Works for Libraries & Archives(PDF;40ページ)
http://www.cmsimpact.org/sites/default/files/documents/pages/download-orphanworks-02dec14.pdf
※PDF版
参考:
北米研究図書館協会(ARL)、大学・研究図書館の活動におけるフェアユースの適用に関する実務規範を示した文書を公表
Posted 2012年1月26日
http://current.ndl.go.jp/node/20022
E1265 - ARLが米国の大学図書館等におけるフェアユースの基準を公表
カレントアウェアネス-E No.210 2012.02.23
http://current.ndl.go.jp/e1265
- 参照(3286)
- 印刷用ページ
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