学生の研究成果を機関リポジトリで発信する(記事紹介)

2014年11月発行のCollege & Research Libraries News誌75巻10号に、” Focusing on student research in the institutional repository”と題した、ユタ州立大学(USU)における、学生の研究成果を機関リポジトリを使って公開するプロジェクトを紹介した記事が掲載されています。著者はUSUの機関リポジトリ担当、Danielle Barandiaran氏らです。

同記事によれば、米国でDSpaceもしくはbepressを使って構築された283の機関リポジトリのうち71%は学生の書いた修士論文や博士論文を収録している一方で、それ以外の論文やポスター、プレゼンテーション資料等を収録しているリポジトリは38%にとどまっているとのことです。その中でUSUでは学生の様々な研究成果を積極的に収集・保存しようとしてきたとした上で、活動の事例紹介がなされています。

Danielle Barandiaran, Betty Rozum, and Becky Thoms(2014), Focusing on student research in the institutional repository DigitalCommons@USU. College & Research Libraries News vol. 75 no. 10 546-549.
http://crln.acrl.org/content/75/10/546.full

参考:
コネチカット大学の学生新聞、デジタル化され機関リポジトリで公開開始
Posted 2012年10月26日
http://current.ndl.go.jp/node/22182