韓国国立中央図書館が『東北アジア資料室』を開室

韓国国立中央図書館は,東北アジア関連の政策立案及び調査・研究活動を支援するため,館内各資料室に分散していた東北アジア地域(中国,日本,モンゴル,極東ロシア地域など)刊行資料を一室に集めて,6月20日,東北アジア資料室を開室した。

東北アジア資料室には図書,逐次刊行物,非図書資料,Web-DBなど27,500あまりの資料が備えられる予定であり,資料構成は中国の図書が5,000冊,北朝鮮の図書及び特殊資料6,000冊,日本の図書が14,000冊などとなる。また,毎年東北アジア地域の刊行資料7,000冊を収集する計画を立てている。

この東北アジア資料室では,海外で収集した『海外韓国関連記録物』も提供される。海外韓国関連記録物とは,米国国立公文書館(NARA)に所蔵された韓国関連の記録物をスキャニングしたCD-ROM資料と,これをフルテキストDBで構築したもので,大部分の資料が韓国国内で初めて公開される資料である。この記録物は2004年に17万ページあまりを収集したが,2005年も18万ページあまりを収集する計画である。目録とフルテキストDBは,韓国国立中央図書館ホームページを通じて利用することができる。

Ref:
http://www.nl.go.kr/notice/board_info/view.php?rnum=12&bbs=board_info&no=341
(韓国語)