東京都立中央図書館、陸前高田市立図書館の被災資料の第2弾として、郷土史関係研究資料を追加修理

東京都立中央図書館では、東日本大震災復興支援活動の一環として、2013年、2014年度の2年間をかけて、東日本大震災の津波で被災した陸前高田市立図書館(岩手県)所有の郷土資料51点を修理しているとのことです。同館は、2014年8月4日に、貴重書庫にあった郷土史関係研究資料83点について追加修理を行うことを公表しました。

貴重書庫の資料のうち岩手県指定文化財「吉田家文書」などは博物館等関係者によって救出されましたが、2014年5月、その他の資料113点についても関係者等により救済されていたことが判明したとのことです。東京都立中央図書館では、陸前高田市立図書館から追加修復の依頼を受け、113点の資料のうち、陸前高田市立図書館及び岩手県内図書館で所蔵されているものを除く郷土資料83点について修理することとしたとのことです。

修復期間としては、2016年度末までを予定しているとのことです。被災を受けた陸前高田市の貴重な郷土資料の長期保存、研究等での活用を目指し、被災資料の解体・洗浄・損傷部分の補修・再製本等を行うそうです。

作業の様子は、同館のFacebookを通じて紹介されています。

【都立中央図書館】陸前高田市立図書館の被災資料を修理します。(第2弾) (東京都立中央図書館, 2014/8/4)
http://www.library.metro.tokyo.jp/home/news/tabid/2287/Default.aspx?itemid=949

東京都立図書館
https://www.facebook.com/tmlibrary

都立中央図書館で、岩手県陸前高田市の被災資料の修理を行っています (その6)
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.885624201452400.1073741914.327010277313798&type=1

参考:
E1515 – 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2013/12/24現在)
カレントアウェアネス-E No.251 2013.12.26
http://current.ndl.go.jp/e1515