図書館所蔵の地域の料理本からレシピデータベースと電子書籍を構築:オープンソースソフトウェアを使った公共図書館の取組(米国)

Code4Lib Journal誌のIssue 25(2014年7月21日掲載)に、“Ebooks without Vendors: Using Open Source Software to Create and Share Meaningful Ebook Collections”と題する記事が掲載されています。これは、米国のWestlake Porter Public Library(オハイオ州)において実施されている、同館所蔵の地域の料理本をデジタル化し、レシピデータベースの構築、電子書籍の提供を行う事業についての記事です。

このプロジェクトは、オープンソースソフトウェアを活用した取り組みであり、電子書籍に関しては電子書籍エディターのSigil、電子書籍管理ソフトのCalibreを用い、CMSにはDrupalを用いています。

記事では、ハードウェア、著作権などについて整理し、その上で、公開までのワークフローや、Drupalにおけるアクセスコントロールの方法などについて、具体的に紹介しています。

Ebooks without Vendors: Using Open Source Software to Create and Share Meaningful Ebook Collections(code 4 lib)
http://journal.code4lib.org/articles/9911

Community Cookbook
http://cooking.westlakelibrary.org/
※成果を掲載しているウェブサイト

Text Book of Domestic Science
http://cooking.westlakelibrary.org/taxonomy/term/47
※1913年刊行。パブリックドメイン。図書館カードなしに閲覧可能。