北米研究図書館協会(ARL)、ウェブアクセシビリティーツールキットを公開

2014年5月15日、北米研究図書館協会(ARL)は、大学図書館のためのウェブアクセシビリティツールキットを公開しました。

5月15日のGlobal Accessibility Awareness Dayにあわせて公開されたもので、アクセシビリティやユニバーサルデザインについての標準やベストプラクティス、アクセシブルな組織を育むためのプロセス、ARL参加館等によるウェブアクセシビリティの取り組み、ウェブアクセシビリティの基本資料や法、トレーニングなどの参考情報などが提供されています。

このツールキットは、電子情報関連の修士課程修了者を研究機関にインターンシップさせるプログラム(National Digital Stewardship Residency:NDSR)の研修生であるMolly Schwartz氏が主導したものとのことです。また、ARLの2012年11月2日の報告書“Report of the ARL Joint Task Force on Services to Patrons with Print Disabilities”を背景としているとのことです。

Web Accessibility Toolkit(ARL)
http://accessibility.arl.org/

Web Accessibility Toolkit for Research Libraries Launched by ARL(ARL, 2014/5/15付)
http://www.arl.org/news/arl-news/3238-web-accessibility-toolkit-for-research-libraries-launched-by-arl#.U3VWBtK-2Fw

参考:
米国議会図書館、“National Digital Stewardship Residents”プログラムの最初の研修生を公表
Posted 2013年6月20日
http://current.ndl.go.jp/node/23754

北米研究図書館協会(ARL)、視覚障害者等に対する研究図書館のサービスに関する報告書を公表
Posted 2012年11月5日
http://current.ndl.go.jp/node/22247