米国テキサス州の学校図書館員のEBLIPへの取組みに関する調査

米国学校図書館協会(AASL)の学術誌“School Library Research”において、米国テキサス州の学校図書館員のEBLIP(Evidence-based library and information practice)への取組みに関する調査をまとめた論文“School Librarians’ Experiences with Evidence-Based Library and Information Practice”が掲載されています。調査は、テキサス州の学校図書館員5,006人のうち、600人をランダムに抽出し行ったもので、111人が回答したものとのことです。

アブストラクトによると、回答者のうちの大半が何らかのEBLIPの何らかの側面を実施している一方で、EBLIPのすべての側面を実施している回答者は少なかったようです。

調査結果では、プログラム評価のためのエビデンスの収集については54.9%が何らかのデータを収集しており、収集したエビデンスの共有については47.7%が行っていること、また約半数の49.6%がが図書館情報学の課程でEBLIPについて教わったと回答したこと、等が示されています。

School Librarians’ Experiences with Evidence-Based Library and Information Practice
http://www.ala.org/aasl/sites/ala.org.aasl/files/content/aaslpubsandjournals/slr/vol17/SLR_EvidenceBasedLibrary_V17.pdf

via.
New Research Papers Published April 2014
http://us1.campaign-archive1.com/?u=9011bdd5ff860316c0afae3f0&id=08ad5bfdc2

参考:
米国学校図書館協会、学術誌”School Library Research”をリニューアルPosted 2012年5月2日
http://current.ndl.go.jp/node/20768