米国政府印刷局(GPO)、電子書籍プログラムを拡大

2014年2月25日、米国政府印刷局(GPO)は、連邦政府の情報へのアクセスを増加させるため、連邦寄託図書館制度(FDLP)を通じて図書館、一般公衆への電子書籍プログラムを拡大すると発表しました。米国連邦政府の出版物カタログ(Catalog of U.S. Government Publications: CGP)を通じて、本文の情報をmobi、EPUBフォーマット等で提供するもののようです。最初に公開されたのは約100タイトルで、GPOは連邦政府と協力し、今後、毎月新しいタイトルを公開するとのことです。GPOは、FDLPを通じて、米国全土の1,200の図書館に紙媒体および電子媒体の政府情報を提供しています。

GPO Expands eBook Program for Libraries and Public(GPO, 2014/2/25付)
http://gpo.gov/newsroom-media/presspage/14presspage04.htm

Catalog of U.S. Government Publications(CGP)
http://catalog.gpo.gov/

New Titles(CGP)
http://catalog.gpo.gov/F/4SEI3JNH8236G6YFGX7AJFCLQJVGNMRK2Q78IM77QCCA6ABIYT-72028?func=file&file_name=find-net&local_base=NEWTITLE
※新しく追加されたタイトルへのリンクが掲載されています。

参考:
3.6 米国における政府情報アクセスに関する動向 ~連邦政府刊行物寄託図書館制度を中心に~(図書館研究シリーズNo.40 米国の図書館事情)
http://current.ndl.go.jp/node/14381

E1018 – デジタル時代の政府刊行物の永続提供に向けて(米国)
カレントアウェアネス-E
No.165 2010.02.03
http://current.ndl.go.jp/e1018